2017年03月15日

「一粒の砂」 その参:葬儀

 土曜日にはサイクリングを楽しみたい‥‥という話を昨日、書きました。
 サイクリングそのものも好きですが、10時間ばかり走るという事は、その間、自由に考え事ができるのが何より助かります。まとまった時間、いろいろと考えられるのは最高です。

 10時間あると、「一粒の砂」の第三話をどう描くか、その粗筋も見えてきます。(たぶん
 第二話では、イチローさんの過去にどういった出来事があったのかを書き、それは「事実の紹介」です。
 個人的には「事実の紹介」という文章は得意でなく、どちらかというと苦手です。ダメダメです。何をどう書けばよいのかが分かりません。
 とはいえ、過去の出来事を積み上げていかないと、見えて来ない部分があります。イチローさんと写真との関係をしってもらうには、それにまつわるエピソードを積み上げる以外にありません。
 まあ、今後も、イチローさんと写真との関係は、ときどき、出てきます。


 さてさて。
 序盤戦での佳境とも言えるのが、第三話です。「葬儀」です。
 この話は、8年ほど前に、「書きたい!」と強く感じたエピソードです。
 甥っ子の結婚式に顔を出したとき、その出席者の中にイチローさんの事を良く知っている人が居て、話を進めているうちに昔話になって、非常に興味深い話を聞くことができました。そのとき、「この話は、いつか、『一粒の砂』で書こう!」と決めました。

 「一粒の砂」を書き進めるとき、色々な人の話を聞き、取材も行い、形を作り上げます。
 その形というか世界にイチローさんが入り込み、前進していく姿を描くだけです。
 第三話は、やっと、私の得意な分野での展開が望めそうです。イチローさんの心の動きを追う話が多くなります。その意味では、やっと、少しだけ話は面白くなりそうです。
 正しくは「面白く」ではなく「興味く」です。


 サイクリングの10時間で、何とか、粗筋が見えてくれるといいなぁ。





Posted by mac-japan  at 07:07